「変わってるね」は褒め言葉

一部上場の大企業を辞めて起業したCEOの戯言

震災から学ぶ:危機管理能力を持て

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忘れもしない 3.11 の大震災が起こって丸2年。

あの瞬間、自分は都内の会社の高層ビルにいた。電話中に揺れを感じ、最初は「あ、地震ですね~」なんてのんきに話していたのもつかの間、揺れは瞬く間に酷くなり咄嗟に危険を感じて電話を切り、机の下に避難した。

その後、自分は野生的勘のようなもので「これはヤバイことになる。急いで帰らねば」と察し、職場ではおそらく最初に会社を出たと思う。もちろん、上司への連絡や身の回りの安全確認後ではあるが。

当時、職場のメンバはテレビを見ながら津波の実況放送に見入っていた。彼らはこれからはじまる帰宅難や食糧難なんて考えてもみなかったろう。

幸いなことに会社から家まで歩いて3, 40分ぐらいなので、まだ人の少ない歩道をサクサク歩いて帰宅した。

水が出るかわからないし食料もとっておこうと帰りにパンや水も買って帰った。ここで電池不足になるとは全く気がつかなかったのが最大の失敗ではある・・・


結果的ではあるが、このすばやい行動で色々救われた。嫁の実家のフォローや家族の迎えなどなど。


先日の大雪や昨年のゲリラ雷雨や台風による交通マヒなどで「いやいやまだ大丈夫」といっている奴に限って、「6時間もかかったよ~」と翌日愚痴るわけだが、だったらノンキにメールしてないで帰れよ、と言いたい。

結果オーライであれば、取り越し苦労のほうがまだいい。


今月から津波警報として

「すぐ にげて!」「すぐ 避難を」

と文字がでるらしい。これは、

「すぐ にげろ!」「しぬぞ!」

ぐらいの脅しでも良いのではと思うわけだ。

人によって「ヤバイ」と思う閾値は色々あるが、天災だけでなく色んなことで危機回避・危機管理能力が低下しているなーと。