「変わってるね」は褒め言葉

一部上場の大企業を辞めて起業したCEOの戯言

個人事業の在宅勤務のメリット・デメリット

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うちの会社は社員1名の個人事業主とほぼ変わらない株式会社である。オフィスも一応あるが、打ち合わせなどを除けば基本的な仕事は(今いまは)自宅でできる。

ここで在宅勤務状態を3ヶ月やってみてののメリット・デメリットを洗い出してみよう。

メリット
  • 面倒な出かける準備が不要
  • 満員電車からの解放
  • 天気に左右されない
  • そもそも時間が自由につかえる
  • 音楽を生耳でききながら仕事ができる
  • 基本的に割り込みがない
  • 好きな時に好きな事ができる

いやー、これらはサラリーマン時代から考えるとほんと天国のよう。前日に遅くまで仕事したら、ゆっくり寝ててもいい。朝、珍しく早くおきたら、そのまま好きな曲をかけながら読書して、コーヒーいれてじっくりすきなだけ本に没頭、なんてこともできた。パジャマのまま提案書を書いていた事もあるが、最近はメリハリつけるために極力着替えるようにはしている。

このように非常に仕事環境としては最高に思えるが一方そこには落とし穴もあった。

デメリット
  • 家の家事と仕事のバランスがとりにくい
  • 家族からみると仕事しているのか暇なのかわからず混乱
  • 誰とも話さないまま夜を迎える
  • ランチが面倒
  • 時間を忘れてしまって没頭しがち
  • 休日と勤務日がぐちゃぐちゃになる
  • 誘惑が多い(テレビ、趣味など)

私には家族がいる。サラリーマン時代は土日に家事を多めにやり、平日はやはり忙しいこともあって、あまりできなかった。しかし、今は平日も休日も関係なく家にいることもあり、家事を行う。 整理整頓魔なこともあり、ついつい掃除やペットの世話をはじめると止まらなくなることがあって、主夫なみの時間を使ってしまった事もある。

自分では仕事モードで考え事をしていても、家族からみるとぼーっと暇している、と見える時もあるらしい。「XXXやってもらえる?」みたいな雑用がふってくることが良くある。もちろん、椅子にすわってPCに向っているときは仕事なんだとわかるようだが、仕事モードか暇モード(休憩モード)なのか、その違いは本人しかわからないのだ。

昼ご飯も社食の有無にかかわらず同僚などと食べにいったり、1人でもどこかに食べにいっていたが、なんせ自宅にいるとおっくうになってしまう。没頭しすぎて時間をわすれて、きがつくと3時だった、なんてこともよくある。

あとは、、雑談が家族ぐらいになってしまうこと、、、か。雑談好きな自分にはここがきつい。SNSなどである程度はカバーできるが、やはり同業の分野のエンジニアやデザイナーと直接話しをして最新情報を入手したり議論したりする機会がめっきり減ったのは残念なことだ。

まとめ

上述のように自宅勤務状態というのはメリットデメリットがあるが、私個人の性格・行動からするとメリットの方が非常に大きい。なにより朝起きるのが精神的にも体力的にも非常に辛い自分には、これだけでおつりがくる。

一方、朝起きるのは全然苦痛ではないよ、とか、家に居ると誘惑にまけてしまう、というヒトはサラリーマンという縛られる世界で安定給料をもらうほうが合っているだろう。

私は、誘惑には勝てるようになってきたので、ON/OFFのスイッチ切り替えなどもうすこしメリハリつけられればかなり効率よくできそうである。来年も自宅とオフィスの2拠点勤務で頑張ろうと思う。