「変わってるね」は褒め言葉

一部上場の大企業を辞めて起業したCEOの戯言

Finder 上のファイルパスをコマンドラインなどにコピーする

Mac OS X (Yosemite) で Finder 上のファイルのパスをターミナルのコマンドライン等にコピペする方法。

  1. ファインダー上でファイルを選択しコピー⌘C
  2. ターミナル上でペースト⌘V

以上!これを知らなくていちいち入力していた自分 orz..

モータースポーツはスポーツなのか?と言われて...

f:id:michipdale:20130130191221j:plain 「えっ、モータースポーツってスポーツなの?ハンドルまわしたりペダル踏むだけじゃん」

って言ってきた女子がいまして。そうなるとスポーツって何よ、定義は何ってことになるよね。

モータースポーツのドライバー/ライダーって反射神経や加速やGに負けないよう、そして長時間の過酷な環境化において一瞬たりとも油断できないための精神的かつ肉体的なトレーニングを積んでいるのはご存知の通り。

そういう意味でスポーツであると(俺は)思う(定義する)。おそらく冒頭の発言をした女子は、「貴方みたいな素人がモータースポーツ、( *^艸^)プププ。ドライブの間違いじゃないの」だったんだろう。

確かにちょっとサーキット走行やレースに昔出たりしたぐらいだとドライブと代わらないじゃん、と一般人は思うんだろう。

でもプロ並の鍛えかたをしてなく嗜んでいるのがスポーツじゃない、といわれたら、ゴルフとか完全遊びだし。学生時代にゴルフを練習したりしたけど、正直一般人のレベルだと、ボーリングやビリヤードと同じ。エンタメ。

誤解ないように加えると、ビリヤードは自分もあほみたいにやって地方大会にも出るぐらいやったし、ボーリングも1人で早朝練習なんかをしたりと実ははまっていた。だからこれらを「遊び」と括りたくないし、プロの人を当然ながら尊敬する。

ゴルフはメンタルスポーツだともいうが、そうなると囲碁/将棋/チェスもだろう。

そうなるとポーカーとかもギャンブルではあるが側面としては似てくる。

野球なんて試合によってはボーリング以上に動かないときだってあるし、単に運動量だけでは語れないよなー。自分はリトルやソフトボールではピッチャーだったから正直きつかったけど、リリーフにはいってもらってサードにうつったら、「なんだよ、この楽勝ポジションは」と子供ながら思ったものだ。

で、昨今は、e-スポーツといってゲームもスポーツ化してきている。

オリンピック競技がスポーツです、というのもなんか違う。

射撃なんて素人からするとスポーツって思えないけど、おそらくトレーニングでは想像もしえないような鍛練をしているに違いないはず。

なんかスポーツっていうと、マラソン、テニス、登山、野球とかに市民権があるみたいだけど、そうでもないよなってここまで書いて思った。

でもきっと履歴書などに嗜んでいるスポーツって欄があったときに、「麻雀」とか「富士スピードウェイ走行」って書いたら笑われるんだろうな...

WindowsでMac用USBキーボードを使う方法、ではまった

Windows7 64bit に Mac用USBキーボードを繋いで使おうとしたら色々はまったので俺用メモ。

検索すればいくらでもやり方はでてくるのだが、自分の場合は Apple Wireless Keyboard Helper を起動すると、

Apple Wireless Keyboard が接続されていません。

とエラー表示される。orz...

ワイヤレスキーボードじゃなくてUSB有線だからだめかなーと色々検索すると最新のコードをもってビルドすると良い ww24.jp

との情報が。しかし、ビルドしてもやっぱりダメ。

私がもっているキーボードは Apple Keyboad (テンキー付きJIS, MB110J/B) www.apple.com

これです。OSが10.6.8以降でないと動作しないというモデルチェンジのため、どうやらこれがいけないっぽい。

ソースコードをみてみると、キーボードの Product ID (PID) が定義されていて、Apple Keyboard かどうかチェックしているようなので、強引にコードをいじってしまいました。

Helper.cs 内の最初の方に

private const UInt32 PIDAppleKeyboardJIS = 0x222;

というコードがありますが、ここの 0x222 を 0x251 に修正するだけで( `д´)b オッケー!!

private const UInt32 PIDAppleKeyboardJIS = 0x251; // 0x222 Please check PID in device manager

これでビルドして exe 叩いたら見事動きました。作者さん、ありがとう!

PIDは、デバイスマネージャーを開いてHIDキーボードを選択、その中で「詳細」→「プロパティ」→「ハードウェアID」をみると書いています。

恐らく、今後モデルチェンジなどしてPIDが変っても新しいキーなどが増えない限りは問題ないように感じます。

あとは、スクリプトをちょこっといじっておしまい。私は Emacs 多用派なので Control は A の横にないとダメなので、これで設定は充分です。

ビルドってなに? VisualStudio って? というひとには上記の方法は向きません。私がビルドしたのを配ってもいいのですが、モデルチェンジの度にビルド、動作確認できないので....スミマセン.

余談) 本来は、繋がっているHIDキーボードをなめて設定時に「このキーボードをAppleKeyboardとして認識させる」というアプリにしておけば良いんでしょうけど、やはりいつモデルチェンジで動かなくなるかわからないから作者さんもハードコーティングしたんでしょうね...

社内政治論:2階級または3階級上の上司と語り合えばいいと思うよ...

会社に居ると、すべてが理屈や理論ではなく、ポリティカル(政治的)な理由で何らかの判断がされることは多い。

こちらのブログにも anond.hatelabo.jp 「本当に改革成功させたいのならば、政治力のある立場に行くか、社内政治も少しはやったほうがいい」と締めくくっているが同意である。

個人的にはあまり政治的な話で決めたくはない。特に自分はエンジニア出身だから、理屈/理論で判断したい。数字とか。しかし、人間は機械とは違い、そんなにロジックだけでは生きていないのだ。理系であっても。

頭で分かっていても感情的になることもあるし、好き嫌いは理屈ではないときもある。

だから、逆手にとって政治的な活動もやっておくといいだろう。

私は新人時代から「自分のポジションの2階級または3階級上の人と話す(相談する)」を実践してきた。別に本で読んだわけでもないが気がついたらそういう行動をしていた。

平社員なら係長を飛ばして課長や部長、または課長を飛ばして部長や部門長へ、課長なら部門長か事業部長とか。

社会人のセオリー(ルール?)でいけば、直轄上司、すなわち1階級上に相談すべきだろう。

ここで注意したいのは、決して直属上司の悪口や愚痴をいうのではないこと。単に自分のやっていることを更なる上の人がみるとどう意見するかを聞いてみたい、とか、そんな感じで切り出していく。

前職は大手だったのだが、割りと社内異動や組織変更も多かった。人の動きが活発だったこともあり割とボーダーレスな環境であった。なので、思ったよりも気さくにはなしをしてくれたのを覚えている。どちらかというと、若い人から意見を言ったり聞きに来てくれることが寧ろ嬉しい、とまで言ってくれて仲良くしてくれたものだ。

決してゴマをすろうというわけではない。

なお、レポート(報告)は、ちゃんと直属上司にしていた。そうでないと、上司の立場がないからだ。そこは会社のルールに従う。

本来は良くないのだろうけれど、こうなると、直属上司よりも先に会社の動向が見えてくる。上司がなぜそういうことをいうのか、がわかるようになってくる。

中間階層の厄介な話がでてくると3階級上に直接もっていくなどのチート技みたいなこともできるようになってくる。ただ、あまり派手にやると後が面倒なのは想像できるだろう。

なんだブログ主は大手で政治力つかってうまくやってたんじゃないか、と思われそうだが、そんなハッピーエンドではない。ある程度、自分も役職があがってくると、もう上の方は役員級しか残ってなく、これがなかなか通用しない。まぁそうそうそんな人とは会うこともないし。

あ、それに、会社や人によっては「お前みたいな若造(ぺーぺー、下っ端、、、その他)と話してる暇なぞないわ!」と一蹴されることもあると思うのでアシカラズ。相手は選んでください。

そうそう、付け加えるとタバコ部屋が話をしていくのに最適でしたね。色々批判されるでしょうけど。

「スキルがないから独立できない」という人は独立する気がない、についての俺意見

こちらのイケダさんの記事 www.ikedahayato.com

それに対しての日野さんのブログ dennou-kurage.hatenablog.com

これらを読んで思ったこと。

そもそもスキル不足、家庭経済事情(お金がない、教育費が〜)の不安を真っ正面にもってきて独立の相談や不満を言う人は、まず独立も転職もしない。私が以前いた会社は一部上場のグローバルカンパニーであったが、ほぼ100%に近いぐらいこの法則が当てはまる。

大手にいると優秀な奴はいくらでもいる。仕事の取引先も大手だったりするので、仕事のクオリティも含めて中小企業に比べたら比較にならないような大規模な世界で仕事をしているのだが、本人達は実は全くそれに気がついていない。(中小企業が質が悪い、といっているわけではありませんので、念のため)

つまり、客観的に見ると充分パフォーマンスもスキルもあるのに大企業では駒となってしまっていて「ちっぽけな存在」と自分を卑下してしまっているのである。

そして、大手のメリットである安定した収入と雇用体制。いきなり首切りはまずないし、ボーナス削減はあっても組合が強いと全額カットなんて恐ろしことはない。だから住宅ローンなんかも安心して組んでしまう。

井の中の蛙というのか。

これらの理由もあってか、私もかなりの人から独立や転職の相談を受けたが、この手の人はいまだに愚痴を言いながらもその会社に居続けている。

一方で、どんな人が独立していったか。

家庭環境やスキルうんぬんではなく、「そもそも」論で熱く持論を展開するひとだ。

そもそも会社って〜、とか、そもそもイノベーションをおこすっていうのはさぁ、とかそういう議論から入っていく人。そして、散々話をした後に、

「って思うんだけど、今の会社ではそれができないだよね? もう独立とか転職したほうがいいのかな?」

こういう人は1、2年以内に独立している。

彼等は自分も含めてスキル不足やお金についても不安を口走るときがあるが、それ以上に仕事や生活に対するマインド面の意見が強い

これらは、あくまでも「大手にいる人でスキル不足を独立できない理由にする人は」という限定ではある。

その中で独立すべきか悩んでいる人に語るなら、いまの会社のブランド価値が落ちる前に独立はしたほうがいいだろう。会社が傾いてからでは、転職にしろ準備期間も精神的な面でもネガティブな面がついてまわる。それよりも、普通に仕事をしながら着々と準備すればいい。先に述べたように急に首を切られることなんてないのだから。

なお、イケダさんの「独立したあとに役立つのは独立したあとに身につくスキル」というのは賛同できるのだが、やはりなにかしらの強みとなるスキルはないと辛いだろう。

日本の99.7%は中小企業である。小規模企業(従業員20名以下)は87%も及ぶ。それだけコンペティターが多いわけで、この中で勝ち抜いていくには、最初の取っ掛かりも大事だろう。すごく外部にコネがある営業マンとか、か。

弊社も2年目に入るところで、まだまだヒヨッコ。一応、このスキルは他にはないな、という強みは見えてきたが、これからまだまだ勉強してスキルを磨いていかないとと思っている所存である。

起業は早いほうがいいのかに関しての持論

私は45歳で起業した。

「起業は30歳までに」 など近年良く言われる。それを謳った本も出ている。

これ、はたして正論だろうか?

先に結論をいうと起業する業種や規模よりけり、だと思う。

そういってしまうと、Case by Case という優等生的な回答をしたように思えるが、あえていうと40歳超えていても問題はない、とも捉えることができる。

大体、30歳までに起業せよ、という理由としては

  • 家庭環境や経済環境の変化
    • 子供の教育・家のローン・親の介護など家庭環境や経済的なものが大きく影響する可能性が高い30代後半から40代になる前のほうがチャレンジできる。リスクも少ないという説。
  • 失敗した時のリカバリー
    • 転職などの可能性が残っている

などある。つまりリスクヘッジを考えると、早いほうがいいに決まっている、という結論に至る。

また、起業家には揺るがない精神力と推進力・判断力などが大事で、おそらく多数の人が、歳をとるよりも若い時の法が「守りに入らず攻撃型」な分、向いているとも思う。知らぬが仏、若さあっての、である。

しかし、ちょっと待って欲しい。

30歳すぎると大体係長ぐらい。40歳前後で管理職に就き始める。早い会社だと35歳には課長や部長クラスになっている。

つまり30歳前に起業するということは、「ヒューマンマネージメント」をたいして勉強、経験しないで立ち上げるということだ。チームを作り、部下を引率してまとめ上げる、余所の部署や他社とうまく連携組んで仕事をこなす、という会社として当然あるべきことをろくに経験しないわけだ。

これは結構危険だと思う。

1人2人で仕事をしているうちは問題ないだろう。しかし、幸運にも業績が良くなってきたら、当然、外注もするだろうし、雇用もするだろう。その時に、ちゃんとマネージメントできるか、だ。

そんなの優秀な人事をつれてくればいいだろう、なんて考えてたら社長失格だろう。そもそもその「優秀な人事」って何を基準で連れて来るのか、と。部下がいた経験もないのに。

また、エンジニアがこつこつモノ作りをしてクラウドファンティングなどに投げて世に問うてみる、というのは最近よくある話である。しかし、せっかく技術やネタがよくても、その後のマネタイズやらがうまくいかずに失敗することは多く、得てしてそれは上記の経験値不足だったりすることが多いと聞く。

経営的なものは正直後から学べる。

しかし人を使う、人と仕事をする、というのは経験値が大きく左右されるだけに、ここだけはそれなりの年齢まで習得してからのほうが良いと思う。

また、大企業に勤めている人は、大企業ならではのノウハウという宝が沢山ころがっているのを忘れずに。グローバル対応や製品クオリティをどう担保しているか、知財権などの対応....言い出すとキリがない。

中小企業では時間も人も知見もないところがしっかりとスキームとして体形化されているのが大企業というものである。これらを現場担当の一つ上の視点から見て習得するには、やはり10年はかかるだろう。

そう考えると35〜40歳というのは割と起業するには悪くない年齢だと思う。

ただしこの年齢層は一般的な社会人にとっては家庭環境などが大きく変わる歳でもあるので、「何をリスク」として捉えるか次第。

最後に一つ。 なんだかんだ年齢と共に人間は体力も衰えてくる。

起業はやはり頭も使うが体力/精神力が必要である。そういう意味で体力があるうちに、とも付け加えておく。

IT化によって人は馬鹿になっている

技術の進歩によって人が長生きできたり見知らぬ人と会って議論したりできるようになった。 手紙からメールへ、電話から携帯電話、世の中はインターネット社会である。無くてはならないものになってきた。

そんなIT技術ではあるが、これによって人間が馬鹿になっていることを忘れてはいけない。

記憶はネット(クラウド)という外部記憶に任せるようになった。

そうググればいい、そういう時代だ。親から受け継ぐべきお作法なんかも全部ググればいいのだ。覚える必要がなくなった。これって楽なようで怖い事だと思う。そう、ネットがないと無知の人間のできあがりになる。

もちろん優秀な人間は、ネット(クラウド)も使いよう、と活用する側に回るのだが、そうでない人は使われる側になってしまう。情報を吸い上げられ、本人は空っぽなまま。

歩きスマフォ、ながらスマフォは危ないよ、といっても全く直る傾向は見えない。むしろソーシャル依存症がますます増加して加速しているように思える。

前置きが一般論的に書いてみたのだが、自分は車好きなので、車業界で気がついたIT化の弊害について絞って話をしてみよう(強引)。

無灯火運転増加中

最近、無灯火で走る車がやけに多い。そして、その原因がようやく分かった。

インパネのメーターなどが全て自発光になったことで、ライトをつけているかどうか分からないらしい。一昔前の車は、電球がついてメーターを照らしていたので、夕方や夜、車に乗り込むと真っ暗だから、無灯火かどうかは一目瞭然。しかし、LEDなどので発光するメーターは昼間も発光する。

街灯もいまは明るい。都会など本読みながら歩いて帰れるぐらい明るいのだ(NGですが)。だから余計気がつかない。

自転車や車のライトは、自分が見える見えないの問題ではなく、相手に気付かせるためのものでもあるのに、破綻しているのである。これもIT化の弊害かと(自分では)思っている。

ドイツの名門自動車メーカーのベンツは、ライトのON/OFFスイッチをすでに無くしている。自動で点くのだから不要でしょ、ということだ。はなから人間を信用してない割り切り判断である。さすが。

ナビの進化による弊害

ナビの進化で予習なしに土地勘ないところに行けるようになった。

しかし、それによって、運転中、ナビに夢中になってふらふら走ったりするやつが増えた。ナビが「ここを右折です」といったところをちょい通り過ぎると、Uターン禁止であろうが一方通行だろうがナビに従ったところに戻ろうとする。

リルートが速ければそんなことしないだろうけど、どっちにしろ、ナビに遣わされているドライバーになっている。ちょっと機転きかせば、右折右折左折か左折左折右折で戻ってこれるのに。これもITに使われちゃってる例である。

人間を予習させる機能をナビにつければいいのに、とも思ったが「余計なお世話だ、おまえは指示だけしとけ」となるんだろうな。

駐車恐怖症

バック駐車が苦手な人に便利なアシスト機能。勝手にハンドルがまわってくれたりする。これに慣れきると、いざってときに困るのに、なぜか、もう頼りきりな人がいて、たまたま狭いデパートなんかで機能しなくて悪戦苦闘しているのをみる。

せっかくのアシスト機能で自分の運転をコーチングしてくれればいいのに、とおもうのだか、「機械は余計なこといわなくていいから、面倒なところを代わってやってくれ」がユーザーの気持ちなんだろう。そしてどんどん下手くそになっていく。

ETC

ETC自体は便利である。特に異論はない。これについては、IT化によって違う問題が露呈した例でとりあげる。

ETCのゲートは、20km/h以下で通行することが推奨されている。ただし、通信速度などシステムとしては、50km以上、実証試験では 80km/h でも認識動作することが分かっている。

しかし、ETCカードの入れ忘れやなんらかのトラブルでゲートが開かなくなった場合の追突事故などを防ぐために20km/h以下を推奨しているのだが、あいつぐ衝突事故、推奨速度超過通過、不正通過(前の車にぴったりくっついて無料で抜けるなど)が増えたため、

あえてゲートを開くのを遅くしている

のだ。まぁこれはシンガポールのように全車両ETC設置義務にならないかぎり、ゲートは必要としているようなので「弊害」とは言えないが面白い例なので書いておいた。

まとめ

IT化によって便利になったことは多い。 しかし、それによってどんどん人間が馬鹿鈍感になってきていることへの警告である。