「変わってるね」は褒め言葉

一部上場の大企業を辞めて起業したCEOの戯言

社内政治論:2階級または3階級上の上司と語り合えばいいと思うよ...

会社に居ると、すべてが理屈や理論ではなく、ポリティカル(政治的)な理由で何らかの判断がされることは多い。

こちらのブログにも anond.hatelabo.jp 「本当に改革成功させたいのならば、政治力のある立場に行くか、社内政治も少しはやったほうがいい」と締めくくっているが同意である。

個人的にはあまり政治的な話で決めたくはない。特に自分はエンジニア出身だから、理屈/理論で判断したい。数字とか。しかし、人間は機械とは違い、そんなにロジックだけでは生きていないのだ。理系であっても。

頭で分かっていても感情的になることもあるし、好き嫌いは理屈ではないときもある。

だから、逆手にとって政治的な活動もやっておくといいだろう。

私は新人時代から「自分のポジションの2階級または3階級上の人と話す(相談する)」を実践してきた。別に本で読んだわけでもないが気がついたらそういう行動をしていた。

平社員なら係長を飛ばして課長や部長、または課長を飛ばして部長や部門長へ、課長なら部門長か事業部長とか。

社会人のセオリー(ルール?)でいけば、直轄上司、すなわち1階級上に相談すべきだろう。

ここで注意したいのは、決して直属上司の悪口や愚痴をいうのではないこと。単に自分のやっていることを更なる上の人がみるとどう意見するかを聞いてみたい、とか、そんな感じで切り出していく。

前職は大手だったのだが、割りと社内異動や組織変更も多かった。人の動きが活発だったこともあり割とボーダーレスな環境であった。なので、思ったよりも気さくにはなしをしてくれたのを覚えている。どちらかというと、若い人から意見を言ったり聞きに来てくれることが寧ろ嬉しい、とまで言ってくれて仲良くしてくれたものだ。

決してゴマをすろうというわけではない。

なお、レポート(報告)は、ちゃんと直属上司にしていた。そうでないと、上司の立場がないからだ。そこは会社のルールに従う。

本来は良くないのだろうけれど、こうなると、直属上司よりも先に会社の動向が見えてくる。上司がなぜそういうことをいうのか、がわかるようになってくる。

中間階層の厄介な話がでてくると3階級上に直接もっていくなどのチート技みたいなこともできるようになってくる。ただ、あまり派手にやると後が面倒なのは想像できるだろう。

なんだブログ主は大手で政治力つかってうまくやってたんじゃないか、と思われそうだが、そんなハッピーエンドではない。ある程度、自分も役職があがってくると、もう上の方は役員級しか残ってなく、これがなかなか通用しない。まぁそうそうそんな人とは会うこともないし。

あ、それに、会社や人によっては「お前みたいな若造(ぺーぺー、下っ端、、、その他)と話してる暇なぞないわ!」と一蹴されることもあると思うのでアシカラズ。相手は選んでください。

そうそう、付け加えるとタバコ部屋が話をしていくのに最適でしたね。色々批判されるでしょうけど。