「変わってるね」は褒め言葉

一部上場の大企業を辞めて起業したCEOの戯言

クリスマス当日昼に飾り付けを外すぐらいの慌ただしい日本

f:id:michipdale:20141227170022j:plain

12月25日のクリスマス当日の昼過ぎ、コンビニを通り過ぎたら、なんとクリスマスの飾り付けを早くも片付けていたところを目撃した。おぃおい、本番は今日なのに... 本部からの指令なのか、とっとと年末年始向け飾りにしたい気持ちはわかるが、どうよ、それ。

ほんと、日本ではクリスマスイブがメインで、翌日のクリスマス当日ははもう単なるそれまでのお祭り騒ぎの余韻を味わうどころか、「さぁもう年末までもうちょっと、忙しくなるねー」みたいな気分転換日になってしまっている感じがして、なんだかみょうに寂しい気分だ。

さて、9月になるとハロウィーン推しムードがはじまり11月になったとたんにクリスマス、そして12月になると並行して年末ムード、と日本の秋冬はほんと慌ただしい。というかイベント推しムードがここんところ強い。

すでにディズニーは春キャンキャンペーンをCMで打ち始めているし、どんどん前倒しになってきている気がする。

おそらく年明けるとすぐにお菓子業界はバレンタインデープッシュをはじめる。 バレンタインがおわるとすぐにホワイトデー。あ、そこに最近はイースターなんかも入ってくる。

もうどんどん前倒しになって、そのうちクリスマスにバレンタインフェアとかやりそうだ(笑)

そこまではないにしろ、昔ながらの日本の行事、ひな祭りや七夕よりも西洋文化のイベント推し期間漬けになってしまう日本って不思議な国である。

個人事業の在宅勤務のメリット・デメリット

f:id:michipdale:20141223224542j:plain

うちの会社は社員1名の個人事業主とほぼ変わらない株式会社である。オフィスも一応あるが、打ち合わせなどを除けば基本的な仕事は(今いまは)自宅でできる。

ここで在宅勤務状態を3ヶ月やってみてののメリット・デメリットを洗い出してみよう。

メリット
  • 面倒な出かける準備が不要
  • 満員電車からの解放
  • 天気に左右されない
  • そもそも時間が自由につかえる
  • 音楽を生耳でききながら仕事ができる
  • 基本的に割り込みがない
  • 好きな時に好きな事ができる

いやー、これらはサラリーマン時代から考えるとほんと天国のよう。前日に遅くまで仕事したら、ゆっくり寝ててもいい。朝、珍しく早くおきたら、そのまま好きな曲をかけながら読書して、コーヒーいれてじっくりすきなだけ本に没頭、なんてこともできた。パジャマのまま提案書を書いていた事もあるが、最近はメリハリつけるために極力着替えるようにはしている。

このように非常に仕事環境としては最高に思えるが一方そこには落とし穴もあった。

デメリット
  • 家の家事と仕事のバランスがとりにくい
  • 家族からみると仕事しているのか暇なのかわからず混乱
  • 誰とも話さないまま夜を迎える
  • ランチが面倒
  • 時間を忘れてしまって没頭しがち
  • 休日と勤務日がぐちゃぐちゃになる
  • 誘惑が多い(テレビ、趣味など)

私には家族がいる。サラリーマン時代は土日に家事を多めにやり、平日はやはり忙しいこともあって、あまりできなかった。しかし、今は平日も休日も関係なく家にいることもあり、家事を行う。 整理整頓魔なこともあり、ついつい掃除やペットの世話をはじめると止まらなくなることがあって、主夫なみの時間を使ってしまった事もある。

自分では仕事モードで考え事をしていても、家族からみるとぼーっと暇している、と見える時もあるらしい。「XXXやってもらえる?」みたいな雑用がふってくることが良くある。もちろん、椅子にすわってPCに向っているときは仕事なんだとわかるようだが、仕事モードか暇モード(休憩モード)なのか、その違いは本人しかわからないのだ。

昼ご飯も社食の有無にかかわらず同僚などと食べにいったり、1人でもどこかに食べにいっていたが、なんせ自宅にいるとおっくうになってしまう。没頭しすぎて時間をわすれて、きがつくと3時だった、なんてこともよくある。

あとは、、雑談が家族ぐらいになってしまうこと、、、か。雑談好きな自分にはここがきつい。SNSなどである程度はカバーできるが、やはり同業の分野のエンジニアやデザイナーと直接話しをして最新情報を入手したり議論したりする機会がめっきり減ったのは残念なことだ。

まとめ

上述のように自宅勤務状態というのはメリットデメリットがあるが、私個人の性格・行動からするとメリットの方が非常に大きい。なにより朝起きるのが精神的にも体力的にも非常に辛い自分には、これだけでおつりがくる。

一方、朝起きるのは全然苦痛ではないよ、とか、家に居ると誘惑にまけてしまう、というヒトはサラリーマンという縛られる世界で安定給料をもらうほうが合っているだろう。

私は、誘惑には勝てるようになってきたので、ON/OFFのスイッチ切り替えなどもうすこしメリハリつけられればかなり効率よくできそうである。来年も自宅とオフィスの2拠点勤務で頑張ろうと思う。

俺経験則よる日本人最大値基準の法則

日本において集団の中では、集団の中で忍耐・我慢・許容値が最大値の人が基準になってしまう、というのが経験的な持論である。日本人は横一列、とは良く言われることだがそれに似ているものの、やや違う見方として取られて欲しい。

空気を読む、とは良く言うが、一番我慢して読んでしまったひとに結局合わせないといけないことになってしまう。会社でいうと、最後まで会社にぐだぐだ残る人。有休とらないひと、上司のわけわからないプレゼンにYES・YESと聞いているひと。

これらにおいて最後まで残った人・我慢した人が基準で0(ゼロ)である。それよりも早く帰るとネガティブ、良くないというレッテルが張られるわけだ。身に覚えがあるひともいるのでは。 その最大値よりも自分のピークがくるとネガティブ評価、悪く思われてしまうのだ。

集団における基準値=ある個人の最大許容量(忍耐・我慢・・・)

この法則の怖いところは、その最大値を持っている人が、悪意がない場合である。得てしてそういうことも多い。

例えば、全く上司やクライアントからの無茶ぶりも特に気にせずさらっと受けてしまう人がいる。本人は、これぐらいのこと死なないよ、皆で頑張ろう的なぐらいにあっけらかんとしているわけだが、周囲の人は実はひぃひぃいっていたりする。実際、過去にそういう部署にいたが、本当にこの最大値をもつひとは案外良い人だったりするから、改善が難しい。本人も気がついていないから。

経済心理学でいう現状維持バイアスが高い人が集団にいると、これまたひっぱられる。

新しい事をやろうとすると、「いやいや、いまのままでいいじゃん」というやつだ。これが大きい人がいると、どんなに変えようとしても変えない方が正しい、という方向になってしまう、それもよく考えずに釣られてしまっていくのだ(たぶん、ここは経験則)。

以前、私は上司にたてついてプロジェクトの是非を議論したことがある。後日、後輩らに「僕もそう思いました!応援します!」との声をあちこちで聞いた(これも、だったらなんで援護射撃をその時にお前らはしないだよ、とちょっとムカッともしたが)。

「気持ちはわかるんだけどね、プロジェクト潰れると組織もどうなるかわからないし、僕、まだこの会社に居たいから、ちょっと我慢して粛々とやらせてくれない。迷惑なんだよね、そういうの」というリーダーがいた。こういうやつが会社を駄目にするんだと当時思い落胆した。しかし、彼は別に悪気があってそう行ってたわけでもなければ、「自分は困る」と言いきっていたのだが、結果として、安定化バイアスが強い人がいると、全体として引きずられてしまっていく。各自の安定化バイアスが最大基準の法則に従ってより強くなってしまう、係数値が高くなる、というイメージだ(理系的な発想で申し訳ないが)。

有休・残業問題は典型的だ。おもわず tweet してしまったが、これ、

ほんと、日本人、大丈夫か、と。これも持論の法則が働いている気がしなくもない。

日本のサービスの正確さ・クオリティ(どこでも、いつでも、誰にでも)を世界基準で考えると非常に高く、それは消費者側としては嬉しい訳だが、それがいつの間にか自分たちの首をしめてないか、と思う。過剰になりすぎてないか、と。

かくいう自分は安定化バイアスよりも変革バイアスのほうが強く、すぐ場を荒らしてしまいたくなる、閾値が低いタイプである。それでも数十年大企業で働けたのだから、やっぱりどこかで法則にひっぱられていた気がしないでもない。

他社製品を暢気にアピールする景気の悪い会社の社員はどうよ?

f:id:michipdale:20130503171507j:plain

今年の夏まで某大手メーカー勤務だった。 その会社勤務時代に英会話の先生がこんなことを言ってきた。

アナタの会社の社員がFacebookで堂々と競合他社の製品を並んで買ったよ、嬉しい♩みたいな日記だしてたけど、あれいいの?そしてそれに対して同じ会社の人が『いいね!』したてけど、皆それでいいの?あほなの?」

確かに個人の持ち物まで会社があれこれいいだすと、今の世の中即ブラック認定になりかねない。自分で稼いだ金なんだから何に使おうが勝手だ。確かにそう。バブルがはじけた頃に、実物支給の会社も結構あったが、それにくらべたら、私がいた会社はそんな事はなく給料増額が凍結になったぐらいで平和なものだった。知人は、ノルマ制で「うちの製品かってくれない?」みたいに電話したりメールしてたり、大変な騒ぎだったのを今でも覚えている。

しかし、元居た会社は、いまは赤字続きでV字回復どろこか重力に逆らう事無く自由落下する雨水のごとく経営は悪化してきている。社内のムードも良くない。株価も言わずもがなである。

そんな状況において他社製品を買ってヤッホー!そしてそれにたいして「いいね!」である。

ここに問題がある、とその先生はコメントしてきたわけだ。

社員とはいえ広告塔としてなりえるわけで、成績がわるいときこそ社員が一丸となって営業もやらないでどーするのさ、と。テレアポしろとか同級生に売れとかではない。自分が買うとかすればいい。 百歩譲って他社の製品を買ったとして、それをネットに自慢げにあげてどーするのか。そんなのは匿名なりもっとclosedなところで言っとけばいい。

車のメーカーでは、我慢できずに他メーカーをかったときは会社には当然乗ってこず、駐車場も別に確保してひっそりと乗っているらしい。そこまでして、とも思ったが、景気悪くて会社のムードがわるいとかぶーぶー言うぐらいなら買って社内のその製品の部署に直接言いにいくべきだろう。

私は愛社精神とかほとんど無い人間だったが、それでもこの行為は違和感を感じざるを得なかったので「いいね」もせず「記事を隠す」にして対処している。

法人口座の開設に落ちた(法人口座開設へのアドバイス)

ジャパンネット銀行に落ちました。

ネット上の事前情報でホームページもってない会社は落とされやすい、定款の業務内容が手広すぎると個人事業レベルのときは怪しまれる、とかとか書いてましたがその通りだったようです。

私の会社は、まだホームページがありません。そもそも8月に会社を辞め、10月に起業ですから時間がありませんでした。UI/UXデザインやクリエイティブな要素も強い会社でもあるため、ホームページそのものの完成度がそのまま私の技量をお客さんに見せる事になります。ロゴもまだ作成中ということもあり優先度をさげていました。

また会社のホームページよりも私個人のポートフォリオを知りたいというお客さんも多く(またはこちらもそれが営業ツールになるため)、先にポートフォリオサイトを必死で作り、こちらを先に公開しました。

先月、メガバンクの法人口座設立のときは、会社の理念・ビジョン・事業内容・創業計画などは別途パワポレベルで作成して提出しましたが問題ありませんでした。

ジャパンネット銀行もホームページがないときにはパンフ的なものを送れ、とかいてあったので先の資料を印刷しておくりましたが、「総合評価として見送らせて頂きます」という回答でした。

しっかし、確かにホームページは世界中から見られるパブリックな媒体ではあるけど、それを信じるってどういうリテラシーなのかなぁと。あんなのどうだってもなるし。そのうち、ドメインもっていたらOKです、とかになるのかな。

起業してから、ちょくちょく参考にさせて頂いている川原さんのブログ法人口座・法人クレジットカードの審査を通過するためのアドバイス | Lifeclip でも同じような経験談が書かれてありました。当時からすでに2年以上経っているので、より審査は厳しくなったと思いますので、とやかくいっても仕方ありませんね。

まだ起業して一ヶ月ちょいですが取引先も出てきたので実績でてホームページが完成したら再チャレンジしますよ。

ということで、メガバンクでの口座開設済であれば通りやすいという住信SBIのほうで開設することに変更しました。 なお、メガバンクは住友系ですが、こちらは紹介してもらって無事に口座開設になりました。コネ無しで窓口に申請しにっても実績のない個人事業主さんや起業間もない会社は基本スルーされてしまうので、ぜひ親戚や知人で事業者の方経由で紹介してもらうことをお勧めします。

アルコールのCMがやたら多い日本

f:id:michipdale:20141031235903j:plain

景気が悪いとギャンブル(パチンコなど)・サラ金・アルコールのCMが増えるというが、アルコールのCMや広告がやたら多い。

実際、ネットで調べると日本のアルコールのCMは異常らしい。

「飲酒の健康影響」-(5) 課題多い日本のCM 海外では規制進む 医療新世紀 - 47NEWS(よんななニュース)

タバコは一斉に規制されCMや看板なども出せなくなり結構大変らしい。 以前タバコ業界の大手と仕事で話しをしたことがあるが、広告宣伝費をかなり積んでいても、使うところが日本ではなくて困っているといっていた。なので、居酒屋などにモデルの女性を送り込んで各席にまわってタバコを配る、みたいな非効率に思える事も地道にやっている(いた)そうな。

それに比べてビールのCMとかほんと飽きるぐらいに目に付く。それもすごく明るいイメージ全快だ。いますぐビール飲まないと不幸になるぞといわんばかりの笑顔で訴えかけてくる。

飲酒運転や飲酒による暴力事件などアルコールにはネガティブな側面があり切り話せない問題ではある。依存症などの問題を含めて欧米諸国では規制しているのだろう。

タバコと同じ土俵で全部語れない気がするけど、なんか酒は優遇、というかお国なのかよくわからないけど守られている感じがして違和感を感じるのは気のせいだろうか...

個人事業は体が資本, 健康は富に勝る

f:id:michipdale:20141031191628j:plain

風邪引いた。

満員電車に乗ったり人の多い居室に長時間居たり、長時間の勤務で常時睡眠不足だったりすることが無くなるので独立すると風邪ひかなくなるよーって聞いた。

会社を辞めて2ヶ月ちょい、確かに体にストレスがかかることがない分元気だった。

油断していた。

ここんところ夜間冷え込んでいるところを半袖短パンで遅くまで仕事してたのがよくなかったぽい。

一昨日はあまりの熱でふらふらでクライアントとのMTGを延期してもらった。

昨日は初のクライアントさんとの顔合わせだったが、ぼーっとしていて思うようなプレゼンができてなかったように思う。

私のようにほぼ個人でやっている事業主やフリーランスさんは、まさに自分が倒れると仕事が止まるわけで、仕事もさながら自分の健康管理もしっかりやっておかないとな、と思った。

来週はちゃんとインフルエンザ予防接種をしにいこう。